田舎の駄菓子屋を舞台にした人気漫画『だがしかし』。
漫画家を夢見る高校生・ココノツと、駄菓子を愛しすぎる社長令嬢・ほたるが織りなす新感覚の駄菓子コメディです。
うまい棒など懐かしの駄菓子が実名で登場し、その魅力がハイテンションに語られます。
笑いあふれる日常と、ちょっぴり甘酸っぱい恋模様が魅力の本作は、アニメ化もされ大きな話題を呼びました。
この記事では、世代を超えて楽しめる『だがしかし』のあらすじや見どころ、個性豊かな登場人物たちを徹底解説します!
『だがしかし』あらすじ紹介
田舎町でのんびり暮らす高校生の鹿田ココノツ(しかだここのつ)は、漫画家になる夢を追いかけています。
実家は「シカダ駄菓子」という駄菓子屋ですが、ココノツ自身は店を継ぐ気は全くありません。
そんなココノツの前に、ある日突然、都会からやってきた不思議な美少女、枝垂ほたる(しだれほたる)が現れます。
ほたるは、日本有数の菓子メーカー「枝垂カンパニー」の社長令嬢で、実は駄菓子をこよなく愛する超がつくほどのマニアでした。
ほたるの目的は、駄菓子界の有名人であるココノツの父・ヨウを自分の会社にスカウトすることです。
しかし、ヨウは「ココノツが店を継がない限り、ここを離れるわけにはいかない」と返答します。
この一言がきっかけで、ほたるはココノツに何とかして駄菓子屋を継がせようと、奇想天外な作戦を次々と繰り広げることになります。
ほたるは、ココノツの親友である遠藤サヤ(えんどうさや)と遠藤豆(えんどうとう)兄妹も巻き込みながら、毎日ハイテンションで駄菓子の魅力を熱く語ります。
うまい棒やブタメンといった、誰もが知る懐かしい駄菓子が実名で登場し、その知られざる歴史や意外な食べ方が紹介されるのも見どころの一つです。
果たしてココノツは、ほたるの猛アタックに屈して駄菓子屋を継ぐ決心をするのでしょうか。
それとも、漫画家になるという夢を貫き通すのでしょうか。
駄菓子への愛と笑いがたっぷり詰まった、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる物語です。
『だがしかし』は面白い?5つの見どころを徹底解説!
結論から言うと、『だがしかし』は全巻通して読む価値のある作品です。
駄菓子という懐かしいテーマを扱いながらも、個性的なキャラクターたちが繰り広げるハイテンションなギャグが満載で、世代を問わず楽しめます。
『だがしかし』の魅力を、5つの見どころに分けてご紹介します!
懐かしの駄菓子が実名で登場!
『だがしかし』最大の魅力は、なんといっても作中に登場する駄菓子の数々です。
うまい棒やポテトフライ、ブタメンといった誰もが一度は食べたことのあるお菓子が、なんと実名のまま登場します。
作者のコトヤマ先生は、各メーカーから許可を得て作品を描いており、作品のリアリティを高めるこだわりが感じられます。
単行本の巻末には、登場した駄菓子のメーカー名がクレジットとして記載されているほどです。
「きなこ棒の当たりが出やすい食べ方」や「ブタメンのちょい足しアレンジ」など、「へぇ、そうなんだ!」と思わず唸ってしまうような豆知識やうんちくが満載です。
子どもの頃は何気なく食べていた駄菓子の裏側を知ることで、大人になってからこそ味わえる面白さがあります。
個性爆発のキャラクターたち!
『だがしかし』を語る上で欠かせないのが、強烈な個性を持つキャラクターたちです。
駄菓子を愛しすぎる残念な美少女ヒロイン・枝垂ほたるは、駄菓子のことになると周りが見えなくなるほどの情熱で、奇想天外な言動を繰り返します。
そんなほたるに振り回される、漫画家志望の主人公が鹿田ココノツです。
ココノツはツッコミ役でありながら、なんだかんだでほたるのペースに乗せられてしまう人の良さを持っています。
その他にも、ココノツに想いを寄せるツンデレ幼馴染の遠藤サヤや、その双子の兄でムードメーカーの遠藤豆など、魅力的なキャラクターが物語を彩ります。
キャラクターたちのテンポの良い掛け合いはコントのようで、読んでいて自然と笑みがこぼれます。
ほたるとココノツのじれったい関係
物語は、ほたるがココノツに駄菓子屋を継がせようと奮闘するコメディが中心ですが、二人の関係性の変化も見逃せないポイントです。
当初、ほたるにとってココノツは、あくまで父親をスカウトするための「手段」でした。
しかし、毎日一緒に過ごすうちに、二人の間には友情とも恋愛ともつかない、特別な感情が芽生えていきます。
ほたるは時折、ココノツに対して好意を抱いているかのような素振りを見せますが、真意はなかなか読めません。
一方のココノツも、都会的でミステリアスなほたるに惹かれつつも、突拍子もない行動に戸惑うばかりです。
物語の終盤、ほたるはココノツに突然「結婚」を申し込みます。
唐突なプロポーズの真意とは何なのか、そしてココノツはどんな答えを出すのか。
二人のじれったくも微笑ましい関係から目が離せません。
ギャグだけじゃない!心温まるストーリー
『だがしかし』は基本的にギャグ漫画ですが、時折描かれるハートフルなエピソードが物語に深みを与えています。
駄菓子屋の経営難や、ココノツが漫画家になる夢と現実の間で葛藤する姿など、シリアスな展開も描かれます。
特に、ほたるが一度街を去ってしまう期間は、それまでの賑やかな日常との対比で、登場人物たちの心情がより繊細に描かれています。
ココノツが一人で店を守ろうと奮闘する姿や、彼を支える友人たちの優しさに、グッとくる読者も多いはずです。
普段のハイテンションなギャグがあるからこそ、ふとした瞬間に見せるキャラクターたちの真剣な表情や、心温まるやり取りがより一層心に響きます。
ギャグの合間に挟まれるこうしたエピソードが、単なるコメディでは終わらない作品の奥行きを生んでいます。
アニメ化もされた人気作品!
『だがしかし』は、その人気から2度にわたってテレビアニメ化も実現しています。
2016年に放送された第1期、そして2018年の第2期と、どちらも原作の魅力を存分に引き出したクオリティの高い作品です。
アニメでは、ほたるのオーバーなリアクションや駄菓子を食べるシーンが、声優陣の熱演と躍動感あふれる作画で生き生きと表現されています。
特に、ほたる役の竹達彩奈(たけたつあやな)さんの演技は、キャラクターのイメージにぴったりだと絶賛されました。
漫画を読んでからアニメを見るか、アニメを見てから漫画を読むか、どちらの順番でも楽しめます。
原作ファンはもちろん、まだ『だがしかし』に触れたことがない人も、ぜひチェックしてみてください。
『だがしかし』の主な登場人物を解説!
『だがしかし』の魅力は、ストーリーだけでなく、クセの強いキャラクターたちにもあります。
ここでは、物語を彩る主な登場人物たちを詳しく紹介していきます!
鹿田 ココノツ(しかだ ここのつ)
本作の主人公で、田舎の駄菓子屋「シカダ駄菓子」の一人息子です。
漫画家になるという夢を抱いており、家業を継ぐことには全く乗り気ではありません。
駄菓子の知識は父親譲りで非常に豊富ですが、本人はその才能をあまり自覚していない様子。
基本的に真面目な常識人なので、周りの奇想天外なキャラクターたちに振り回されては、的確なツッコミを入れる貴重な存在です。
思春期の少年らしく、都会的でスタイルの良いほたるを意識してしまい、妄想を膨らませては赤面することも。
なんだかんだでお人好しな性格のため、ほたるの突拍子もない駄菓子談義にも付き合ってあげる優しさを持っています。
枝垂 ほたる(しだれ ほたる)
大手菓子メーカー「枝垂カンパニー」の社長令嬢で、本作のヒロインです。
駄菓子に対する知識と情熱は常軌を逸しており、本人にその自覚がないのも面白いところです。
ココノツの父・ヨウをスカウトするために田舎町へやって来ましたが、ヨウから交換条件を出されたことで、ココノツに駄菓子屋を継がせようと奮闘します。
グラマラスな体型の美少女ですが、駄菓子が絡むと途端に言動がおかしくなる「残念な美人」です。
「モチのロン」や「パーフェクツ」といった独特の言い回しを使い、常にハイテンションで駄菓子の魅力を語り続けます。
自分のルックスには無頓着な一面もあり、大胆な行動でココノツをドギマギさせることもしばしばです。
遠藤 サヤ(えんどう さや)
ココノツの同級生で、実家の「喫茶エンドウ」で看板娘として働く女の子です。
金髪にピアス、八重歯がチャームポイントで、少し気が強いですが、登場人物の中では比較的常識人。
幼馴染のココノツに淡い恋心を抱いており、突然現れたミステリアスな美女・ほたるの存在を最初は警戒していました。
しかし、ほたるの奇人っぷりを目の当たりにして毒気を抜かれ、以降は良き友人として付き合っていきます。
駄菓子の知識はほとんどありませんが、めんこやけん玉といった昔ながらの遊びでは天才的な才能を発揮します。
その腕前から、ほたるに「サヤ師」と尊敬されるようになります。
遠藤 豆(えんどう とう)
サヤの双子の兄で、ココノツの親友です。
常にサングラスをかけているのがトレードマーク。
妹のサヤにちょっかいを出しては手痛い反撃を食らうのがお決まりのパターンですが、根は妹思いの優しい兄です。
ココノツの恋を応援したり、さりげなくアシストしたりと、友達思いな一面も持っています。
流行りのゲームが好きで、女の子にも興味津々という、どこにでもいる普通の男子高校生らしいキャラクターです。
鹿田 ヨウ(しかだ よう)
ココノツの父親で、「シカダ駄菓子」の八代目店主です。
息子に店を継いでもらいたいと願っており、あの手この手で説得を試みますが、いつも空回りに終わっています。
駄菓子業界ではちょっとした有名人で、ほたるとは初対面から意気投合します。
店番をサボったり、商品を勝手に食べてしまったりと、店主としては少し問題アリな人物です。
尾張 ハジメ(おわり はじめ)
物語の中盤から登場する、シカダ駄菓子で住み込みで働くことになった女性です。
有名大学を中退したものの、就職活動に失敗し、ひょんなことから駄菓子屋の店員になります。
駄菓子の知識は皆無ですが、博識で洞察力が鋭く、店の経営改善に貢献します。
少し抜けていてドジな一面もありますが、心優しく、ココノツの漫画家になる夢を応援してくれる頼れるお姉さん的存在です。
『だがしかし』はアニメ化されてる?
『だがしかし』は、原作の人気を受けて、テレビアニメが2度制作されています。
第1期は2016年1月から3月にかけて、第2期は2018年1月から3月にかけて放送されました。
アニメ版では、原作の魅力であるハイテンションなギャグや、駄菓子に関するうんちくが生き生きと描かれています。
特に、ヒロイン・ほたるのオーバーなリアクションや独特な言動は、声優の竹達彩奈さんの熱演によって、さらに魅力的なものになりました。
原作ファンはもちろん、まだ作品に触れたことがない人でも楽しめる内容なので、ぜひチェックしてみてください!
コメント